2013年01月

[TBL]将棋対局 / (1) ゲーム紹介

[TBL]将棋対局 / (1) ゲーム紹介 パッケージ表面[TBL]将棋対局 / (1) ゲーム紹介 タイトル画面

今でこそ多種多様あるコンピュータ将棋。PC-6001用としてはこれの他に「飛車」(キャリーラボ)の2本が市販ソフトとして発売されています。雑誌「I/O」に掲載された物を市販ソフト化した物です。

機種: PC-6001(32K) / mkII / mkIISR / PC-6601 / SR
開発: 黒崎 隆
販売: 株式会社コムパック
発売年: 1983年(取扱説明書の奥付には「昭和58年9月25日 初版発行」と記載)
定価: テープ版 3,000円
メディア: カセットテープ 1本組
付属品: 取扱説明書


 コンピュータが思考して駒を動かす、いわゆるコンピュータと対戦するパソコン上で動く将棋ゲームとしては一番最初の物であるようです。工学社のパソコン雑誌「I/O」の1983年9月号にこのゲームの記事・プログラムソースが掲載されています。開発したのは黒崎 隆さんという方で、I/Oの記事を見た感じだとたぶん相当将棋をやっている方なのでは?という印象を受けました。

 同じ「I/O」の1982年5月号に「マイコン将棋盤」(作者:大角宗久さん)というのが載っており、そちらは人間対人間が画面を見て対局するという類のプログラムで、これに刺激を受けて開発された物と思われます。ちなみに、「I/O」別冊の「マイコンゲームの本 4」には「高速将棋盤」というのが掲載されているようです。

 今日の将棋ソフトとなると、盤上のカーソルをマウスやコントローラーで動かして動かす駒を決定し、更に動かす場所を決定するというのが普通のインターフェイスかと思われますが、この「将棋対局」は盤上を座標で表し、「動かす駒の座標+どこへ動かすかの座標」を入力するというのが基本になっています。また、敵陣に入った時に成る場合(「歩」→「と金」など)は、接尾語として「n」を付けたり、持ち駒を打つ場合は「各駒を示す略称+座標」と入力して駒を打つという形になっています。
 例を上げてみると…
 (1) 7七の歩を7六に移動させる(棋譜では 7六歩 ) → 7776
 (2) 2八の飛車を2五に移動させる(棋譜では 2五飛 ) → 2825
 (3) 5五にいる角が8ニにいる飛車を取って、そのまま成る(棋譜では 8ニ角成 ) → 5582n
 (4) 3四に持ち駒の桂馬を打つ(棋譜では 3四桂打 ) → ke34 ※ ke は桂馬を示す略称

 などとなります。駒を移動させるのに、盤上の座標を見ていちいち入力していかなければならないので、面倒な印象を受けます。

 開発は「EXAS BASIC コンパイラ」を利用しており実行速度は早いです。一番の問題となるコンピューターの思考ルーチンは「I/O」の記事を読むと、一手先しか読んでいないようです。記事から引用すると「局面の評価の方法は、自分の駒の安定度と自分の玉(編注:駒の間違い?)のまわりにどれだけ敵の駒が効いているかということで決定しています。」と書いてあります。つまり、盤上の駒のそれぞれの「安定度」というものを計算し、それらを評価して「次の一手」を探し出すという手順であるようです。その方法のせいなのか、特に終盤になると「なぜその駒を取りに行く?」と疑問の付く手を指す事が多くなる傾向にあります。

 筆者本人は将棋は少し分かるのですが、数回対局してみた限り「将棋対局」はそんなに強くありません。定跡を知っていれば大体勝てると思います。駒の動かし方を覚えた小学生が相手がするのにちょうどいいのかな?と感じました。まあやる小学生はいないと思いますが(笑)

 コンピュータ将棋自体は1970年代から研究されているようですが、この記事を書いている2013年1月26日現在、2010年には清水市代女流棋士を破った「あから2010」や、2012年には米長邦雄永世棋聖(故人)を破った「ボンクラーズ」といったソフトが現れ、「将棋対局」から30年経った現在の理論や技術の向上は凄まじいものがあると言えます。

 筆者は小学校4年生の頃に将棋を覚えましたが、当時コンピュータで将棋を指すという事に興味が無く、Windowsの時代になって「AI将棋」を暇つぶしにする程度で、このソフトも入手したのは最近です。「飛車」もこの記事執筆の時点では未入手。
 それとは別に余談ですが「将棋対局」に関してウェブを検索している時に見つけた情報で、雑誌「月刊マイコン」1985年5月号に「指将棋プログラム・レート1205」(PC-6001mkII以降用)という将棋プログラムの記事が載っています。作者及び記事執筆は笠本正典さんで、コンピュータの思考方法―特に評価関数や駒の価値に関していろいろと書かれています。笠本氏はこの界隈では有名な方のようで、ラッセル社「PCマガジン」1989年5月号にも記事があるようです。

 ゲーム画面 

[TBL]将棋対局 / (1) ゲーム紹介 ゲーム開始対局開始。先手は人間。
[TBL]将棋対局 / (1) ゲーム紹介 ゲーム画面1先手が棒銀を目指している一方で、後手のコンピュータ側が角を取って成る。
[TBL]将棋対局 / (1) ゲーム紹介 ゲーム画面2相手の飛車を取って、相手陣地を攻めている場面。
[TBL]将棋対局 / (1) ゲーム紹介 ゲーム画面3先手2四銀打で詰み。
[TBL]将棋対局 / (1) ゲーム紹介 ゲーム終了ゲーム終了。75手で勝ち。


(2)に続く。

ブログを書くにあたって、各雑誌の記事を見せていただいた しおんパパさん・のりさん ありがとうございました!
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[ADV] 軽井沢誘拐案内 / (9) 第6章(事実整理)

こちらの記事は「軽井沢誘拐案内」第6章における冒頭の事実関係の整理や問題及びその回答について記載した記事です。(8)第6章の補足記事になっているので、そちらからお読みください。

 これまでの事実の整理 

・今回の事は久美の両親の事故と関係有るらしいが、それだけでも無いらしい。
・なぎさが40歳位の男と会っていた事。
・マスターとよーこが一緒に歩いていた事。
・なぎさの財布と同じ場所からライターが見つかった事。
・久美の両親の事故は何者かがブレーキに細工をしたためらしい事。
・いくら久美の目が悪くても、スコップのような大きな物を見落とす訳が無い。後から置かれた物らしい事。
・久美の親父が花山に宛てた手紙は何を意味するのか。
・もしかして花山は犯人じゃなくて、誰かが花山を犯人に見せかけようとしているとか。
・誰かがあのスコップをあそこに置いた。あの時、レイクタウンに行かせるような証言をしたのは誰だったか。
・手を引けという脅しの電話が有った事。
・妹なんていなかったと言い出した久美。
・たぶん久美は誰かに脅されてそんな事を言ったのだろう。確かあの時電話があった。久美は間違い電話と言ったけど、あの時脅されたのか。
・さらに久美の別荘の裏山に野生の大麻らしい草があった事。
・後で調べたときはまるで証拠を消すかのように抜き取ってあった事。
・地蔵が原の別荘のパーティー。あそこの地下ではマリファナたばこを作っていた。
・その昔、久美の会社をクビになって自殺した男がいた事。その男の名は”ひろた かつお”。
・別荘で見つけた写真。男の子の名前は”ひろた まさかつ”。イニシャルにするとエィチ。
・さらにライターを見せた時のふみえさんの台詞。『あらこれはマスターのじゃないかしら。』
・ひろた まさかつ には よーこ という妹がいた。
・さらに久美の親父 たかぎ まさかつ 名義の莫大な額の株券が見つかった事。それはヴィラホテルの株券だった。
・ミスター・ドラゴンと呼ばれる謎の男。あの別荘はたぶん彼の物だろう。
・そしてあの2階の応接間で聞いた特徴ある喋り方。『なーに構わんですよ。こんな別荘で良ければいつでも来てください。』
・さらにふみえさんの話。『神父さんがあの別荘に入ってゆくのを見たことがあります。』

 質問及び回答 

ここまでの事実から以下の質問の答えを導き出します。

問1 写真の子供、ひろた まさかつ とは? (答)マスター
問2 そして、ひろた の妹とは? (答)よーこ
問3 なぎさがお金をもらっていた男は? (答)はなやま
問4 命令を受け、なぎさをさらったのは? (答)マスター
問5 さらに二人の子どもと写真に写ってる男が まさかつ や よーこ の育ての親であろう。それは? (答)せきや
問6 そして、己の欲望のため、久美の親父を恨みに思ってる まさかつ を利用し、久美の両親を事故死させた人物は?それはミスター・ドラゴンことこの人物だ! (答)せきや

 回答を間違えた場合 

1つでも間違えると、補足の説明が付け加えられて、また上の問題に答える事になります。

・おだ さんの話によると、 まさかつ は中学の時、東京に出たという。たぶん面倒を見てくれる人について。とすれば、育ての親はこの土地にずっといた人物ではないはずだ。
・まさか なぎさが売春をしていたとは思えない。そうなると、なぎさがお金をもらってもおかしくない人物。事故の原因を探っていたなぎさの協力者。
・まさかつ がドラゴンに協力したのは恩があったからでは。とすれば、育ての親とドラゴンは同じ人物。
・なぎさをさらったのはたぶん財布と同じ所。落ちてたライターの持ち主。なぎさともみ合う内に落としたのだろう。

 質問に正解した場合 

6話全部に正解すると、以下の様に推測し結論づけます。

ヴィラ・ホテルの株券を奪い取るためか。あるいは裏山の大麻栽培の発覚を恐れたためか。
たぶん、この2つの理由のため、関谷ことミスター・ドラゴンは久美の両親を事故死させ、更に事故を不審に思って
調べ始めたなぎさの存在が疎ましくなり、まさかつ つまりマスターになぎさを誘拐させた。そして、なぎさに
協力していたのが花山。ドラゴンは まさかつ や よーこ や マリファナパーティーの常連客の神父まで使い
全ての罪を花山に押し付けようとした。花山の家の垣根にボルトを埋めさせ、わざとらしくスコップを落として
おいたのも、花山を犯人に見せるためだろう。更に見つけやすくする為、久美に植物図鑑を届けさせた。あさみに
これを頼んだ女とはたぶん よーこ だろう。
事件の黒幕は関谷ことドラゴン。そして直接手を下していたのはマスター。彼は父親が自殺し、久美の会社を恨みに
思っていたはずだ。マスターの妹 よーこ もこれに協力し、神父までが加担したのはきっとマリファナ欲しさ
だろう。

そして、また捜索行へ。(8)第6章に戻る。

[ADV] 軽井沢誘拐案内 / (8) 第6章

「軽井沢誘拐案内」の攻略記事です。
第1章から第6章までありますが、この記事は第6章です。

再び忍び込んだ別荘の中で、男同士の会話を聞いた主人公とあさみ。今までの出来事を整理するために軽井沢駅前に戻って来ました。

 第6章 

軽井沢誘拐案内/(8)第6章 01軽井沢駅前軽井沢駅前に戻って来ました。主人公はこれまでの出来事をもう一度整理して推理を行います。事実を1つずつ述べて言った後に、プレイヤーに6つの質問が与えられます。それに全て正解すると、次へ進むことが出来ます。

この部分の事実の整理や問題に関しては、こちらの(9)第6章(事実整理)記事に載せたので、そちらを読んでください。。
事件の全貌がはっきりして、久美子となぎさの捜索を再開します。フィールドマップを動くことは無く、限定された箇所だけに移動することが出来ます。

軽井沢誘拐案内/(8)第6章 02軽井沢駅前スーパー軽井沢駅前のスーパー。いつかの刑事さんがいます。昔、ドラゴンという犯罪組織が有ったが壊滅したはずだと教えてくれます。
軽井沢誘拐案内/(8)第6章 03テニスクラブテニスクラブ。誰もいません。
軽井沢誘拐案内/(8)第6章 04ペウロ教会ペウロ教会、神父がいます。地蔵が原の別荘に行っていたことを問い詰めると、パーティーの常連であった事を明かします。しかし、詳しいことは知らない模様。
軽井沢誘拐案内/(8)第6章 05ヴィラホテルヴィラホテル。関谷さんがいません。カウンターの職員に聞いてみると、関谷さんはまだ出勤していないとの事。ミスター・ドラゴンは軽井沢の影のボスと呼ばれていて、パーティーを開いてはいろんな人を組織に引き込んでいるらしいと教えてくれます。
軽井沢誘拐案内/(8)第6章 06ドライブインドライブイン。カギがかかっていて中に入れません。マスターはいないようです。


軽井沢誘拐案内/(8)第6章 07久美子と再会
バイクに乗った久美子と再会。無事を確認出来ました。久美子は花山に匿ってもらっていったとの事。そして、なぎさをさらった犯人から送られたなぎさの写真を見せてくれます。問題はなぎさの後ろに写っている風景。この場所になぎさは捕らえられているとの事。

この写真はパッケージに付属されていてサービス判の大きさ。写真の裏には"Sakuracolor Long Life 100"のプリントが。「サクラカラー100年プリント」の事ですね。懐かしい。販売元の小西六エニックスは小西六写真工業株式会社(後のコニカ)とエニックスの合弁会社です。小西六写真工業は「サクラカラー」のブランドを売り出していたので、利用されたのだろうと思われます。話が脱線しましたが、地名は「浅間山」です。

軽井沢誘拐案内/(8)第6章 08浅間山浅間山の中へ。うっそうと生い茂る森の中。足あとらしき物を見つけながらも奥へ。

軽井沢誘拐案内/(8)第6章 09森を抜ける
森を抜けて開けた土地に出ました。

 ロールプレイング 

ここからが噂(?)のロールプレイングゲームになります。あさみと久美と主人公の3人パーティーで「隠れ家の里」の中を移動し、邪魔する敵と戦って、隠れ家にたどり着きます。ゲーム中はデータセーブする事が出来ないので、浅間山の所でセーブをしておいた方がいいです。(まあエミュならステートセーブがあるけど)

 マップ 

浅間山のフィールドマップです。クリックすると拡大します。
第6章マップ


位置は左上を原点に(x,y)の表記で基本進めます。

・開始位置 (x,y)=(0,26) スタート地点。ここに戻ると倒した敵も全て復活します。
・敵 (x,y)=(8,25)他 戦わなければいけない敵。
・箱 (x,y)=(6,19)他 アイテムが入っています。
・泉 (x,y)=(7,16) スタミナを全回復します。
・泉 (x,y)=(5,11) 二つの泉。ここの泉を飲むと、お腹が痛くなり自分のステータスが下がってしまいます。
・何か怪しい (x,y)=(12,12) 説明しなくても分かりますよね。

 ステータス 

スタミナ・つよさ・ぼうぎょの3種類。スタミナが0になると死んだことになり、最初に戻ってしまいます。
ステータスの初期値 スタミナ=50、つよさ=20。ぼうぎょ=20 (最高値はどれも99のようです。)

 戦闘 

敵の隣に移動すると、敵がピコピコと動いて反応します。話しかけると会話になりますが、いきなり攻撃してダメージを与えてくる敵もいるので注意。また、真ん中の3人固まっている所ではいくら攻撃してもダメージを与えることが出来ないようです。

戦闘はコマンド選択で、久美子→あさみ→主人公の順にコマンドを選択します。

久美子のコマンド
軽井沢誘拐案内/(8)第6章 11久美子攻撃時選択肢

「なげキスをする」は敵の戦闘意欲を削ぎます( -2 ~ -4 ?)

あさみのコマンド
軽井沢誘拐案内/(8)第6章 12あさみ攻撃時選択肢

「パンティーをみせる」は敵の防御力を下げます( -5 ~ -13 ? )

主人公のコマンド
軽井沢誘拐案内/(8)第6章 13主人公攻撃時選択肢

「じぶんをまもる」を選ぶと攻撃自体を止めてしまいます。

選択肢として一番効果的なのは全編を通して、
 久美子→なげキス、あさみ→パンティー、主人公→いっしょにたたかう
の様です。久美子やあさみに通常攻撃を指定しても、ダメージがあまり変化しない模様です。

戦闘によるダメージ計算は敵側にもそれぞれスタミナ・つよさ・ぼうぎょのパラメータがあるようですが、ここではとりあえず省略。

敵を1人倒す毎に、ステータスが少しアップします。

 箱 

マップ上に散らばっている箱にはアイテムが入っているので、有効活用しましょう。
( 5,19)=「木のさお」 つよさ +5
(18,18)=「あつでの はらまき」 ぼうぎょ +5
(18, 4)=「スタミナドリンク」 スタミナの上限 +10
(10, 3)=「スタミナドリンクとスポーツドリンクの詰め合わせセット」 スタミナの上限 +20
(12, 3)=「金属バット」 つよさ +30
(14, 3)=「お相撲さんのぬいぐるみ」 ぼうぎょ +35


 恥ずかしいパンティー 

(13,25)にいる敵にある程度ダメージを与えてから話しかけると、ある所を探せと言われるのでそこを探してみると、あさみ用に新しくパンティーを入手します。戦闘で使うと、敵のぼうぎょ力を大幅に下げる事が出来るようになります。

 攻略の流れ 

スタート地点に戻ると倒した敵を復活させる事ができるので、入口周辺の敵を何回も倒してステータスを上げていきます。スタミナが減ったら泉に行って回復。途中、「木のさお」「あつでの はらまき」を入手。次に、(18,4)の「スタミナドリンク」の前に張っている敵を倒せるようになるまで、戦闘を繰り返し、「金属バット」「ぬいぐるみ」の入手を目指します。新しくパンティーを入手したら、最後の敵の所へ。慣れると大体1時間もあれば終わります。
参考までに私がクリアした時のステータスは
 スタミナ:99 つよさ:81 ぼうぎょ:99
でした。

 エンディング 

アジトに入ってなぎさを救出。後は画像のみの掲載です。

軽井沢誘拐案内/(8)第6章 14アジトの中軽井沢誘拐案内/(8)第6章 15刑事登場軽井沢誘拐案内/(8)第6章 16なぎさ救出軽井沢誘拐案内/(8)第6章 17別荘軽井沢誘拐案内/(8)第6章 18あさみとなぎさ軽井沢誘拐案内/(8)第6章 19主人公と久美子軽井沢誘拐案内/(8)第6章 20FIN


(疑問:花山はどうやって自宅の自分のいた部屋から消えたの…?)
昔を振り返る
その昔、PC-6001やPC-6601という名のパソコンが有りました。そのパソコン向けのゲームソフト等を紹介しています。
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