[ADV]サラダの国のトマト姫/(1) ゲーム紹介_01ジャケット[ADV]サラダの国のトマト姫/(1) ゲーム紹介_02タイトル画面

「デゼニランド」に続くハドソンのアドベンチャーゲーム第2弾。竹・中コンビこと竹部隆司氏・中本伸一氏による作品です。自身はキュウリ王子となり、誘拐されたトマト姫を救い出して、カボチャ大王に支配されたサラダ王国を解放するストーリーです。「デゼニランド」とは打って変わってファンタジーを舞台にする一方、タイトルからもわかるように野菜を擬人化し、ユーモラスに描いた作品となっています。”サラトマ”の愛称で親しまれ、こちらもヒット作となりました。後年、ファミコンにも移植されました。ファミコン版は2013年6月現在、Wiiや3DSのバーチャルコンソールでプレイ可能です。

機種: PC-6001mkII / mkIISR / PC-6601 / SR
開発: ハドソンソフト
販売: ハドソンソフト
発売年: 1984年
定価: テープ版 4,800円
メディア: カセットテープ 3本組
付属品: ガイドブック・PC-6001mkIIユーザーの方へ (※PC-6001mkII用テープ版の付属品です。)


「デゼニランド」と同様に「動詞 名詞」のコマンド入力方式でゲームを進めますが、特徴的なのは入力するコマンドが英語のみだったのが、本作ではカナ入力も可能になった所です。例えば、新しい場面に来た所でまず入力するコマンドは「LOOK」ですが、これを「ミル」と日本語で入力しても受け付けてくれるようになりました。たぶん、デゼニランドでのコマンド入力が「難しい!」とメーカーに伝わり、それを反映させたのだろうと思われます。前作よりは取っ付き易いとはいえ、現在にしてみればやはり難解であることには変わりないでしょう。

英語入力
[ADV]サラダの国のトマト姫/(1) ゲーム紹介_03英語入力

カナ入力
[ADV]サラダの国のトマト姫/(1) ゲーム紹介_04カナ入力

ゲーム中に出てくる登場人物(野菜)達は、ちゃんと性格付けがされておりユーモラスに描かれています。コミカルタッチで楽しい雰囲気を狙ったものだと思われます。雑誌「ログイン」1984年11月号の記事「ソフトハウスはいま―――(9) HUDSON SOFT ”野菜たちと私”」によると、

 「ただし、息苦しいファンタジーだけは作りたくなかった。別に、中世の英雄譚といってもピンと来ないでしょ、僕ら」(竹部氏)
 「シリアスタッチのシナリオだと、プレイヤーが、ゲーム中の登場人物により多くの対応を求めてしまう傾向があるんです。でも、今のパソコンに人間レベルの会話を求めるのは無理でしょ」(中本氏)

とあります。意識的にコミカルな路線を狙っていたのを窺い知れます。ちなみに、この記事は竹部氏がスイカ、中本氏が大根をかじっているという、ぱっと見だとよくわからない写真が大きく載ってるので、ログインを見れる環境に有る方は探してみると面白いと思います(笑)

ハドソンの作品なのですが、管理人は当時これを購入しませんでした。たぶん「野菜」「コミカル」というのが自分に合わないだろうと思っていたのではないかと思われます。1年ほど前に某方から「サラトマ」の永久貸与を受け、最近になってプレイし始めました。この記事を書いている時にはまだクリアしてません(汗)


(ガイドブックよりストーリーの抜粋)

 それは人類が2本足で立てるようになるより、はるか昔、大昔のことでした。この地球からずっと離れた銀河系の反対側にわたしたちの星とよく似た星がありました。この星にはサラダ王国という小さな王国があり、国民はキュウリ、ジャガイモ、ピーマン、ニンジンなどの野菜ばかりで、みんな仲よく毎日楽しく暮らしていました。
 サラダ王国の王様はオニオン王といい、多くの国民から慕われていました。ヤオヤ族やノーミン族といった外敵を征服して王国の平和を守り抜いたのです。
 その一方、これを面白く思っていない者がいました。カボチャ族のパンプキングでした。パンプキングはいつか自分も王になりたいと思っていました。
 ついにパンプキングを中心にカボチャ族は王宮に押し入り、クーデターを決行しました。パンプキングは王国の全権を掌握し、自身をカボチャ大王と名乗り、オニオン王を「スープ・ド・オニオン」の刑に処し、娘を追放しました。
 娘であるトマト姫を中心に反乱軍が結成され、国王軍との内戦が勃発。戦いは膠着状態でしたが、カボチャ大王はトマト姫を誘拐し、反乱軍を一気に壊滅させるために、姫の命と引き換えに全面降伏を反乱軍に迫りました。
 多くの反乱軍兵士がトマト姫の救出に向かいましたが、助けることはかないませんでした。
 そんな時、諸国を旅するキュウリ戦士がこの国に立ち寄りました。事情を聞いたキュウリ戦士は反乱軍のためにトマト姫を救出することにしたのです。


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当然ながらネタバレしまくってるので注意
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