ハイドライド

[RPG] ハイドライド / (4) アイテム取得その1

この記事はPC-6001mkIIテープ版「ハイドライド」について触れています。

ゲームの目的としては、バラリスを倒し、王女ANNを救い出し、王国の平和と安定を取り戻す事です。
それらを達成するためには、途中で取得できる様々なアイテムが必要になります。
ここでは順番にアイテムの取得の仕方を説明し、攻略情報にしていきたいと思います。

 十字架 

[RPG]ハイドライド/(4)アイテム取得その1_01ミニマップ_十字架位置

十字架は地上の水路の側にある宝箱から取得できます。
[RPG]ハイドライド/(4)アイテム取得その1_02十字架ゲット

十字架をゲット。下のアイテム欄に十字架が表示されます。
[RPG]ハイドライド/(4)アイテム取得その1_03十字架ゲット

 永遠のランプ 

[RPG]ハイドライド/(4)アイテム取得その1_04ミニマップ教会位置

次は教会の中に入って、「永遠のランプ」を取得します。

教会の中に入るには、入口(穴)の上でスペースキーを押します。
[RPG]ハイドライド/(4)アイテム取得その1_05教会

教会の中のマップ。建物の中やダンジョンはみんなこんな感じになっています。
[RPG]ハイドライド/(4)アイテム取得その1_06教会マップ
 
「永遠のランプ」を取得するには、教会の奥にいるバンパイアを倒さないとなりません。
バンパイアを倒すには「十字架」が必要です。
JIMの左側にいるのが、バンパイアです。攻撃力が高いので、LIFE70でも正面からでは
死んでしまうことがあるので、背面や側面から攻撃します。
 [RPG]ハイドライド/(4)アイテム取得その1_07バンパイア退治

バンパイアを倒したら、一度上のマップに戻ります。
[RPG]ハイドライド/(4)アイテム取得その1_08バンパイア退治

また奥のマップに戻ると宝箱が出現します。
[RPG]ハイドライド/(4)アイテム取得その1_09宝箱出現

「永遠のランプ」を取得。これで暗闇の中でも周りが見渡せるようになります。
[RPG]ハイドライド/(4)アイテム取得その1_10永遠のランプゲット

 勇者の剣 

[RPG]ハイドライド/(4)アイテム取得その1_11ミニマップ勇者の剣

教会のすぐ上に、洞穴があります。ここで「勇者の剣」を手に入れます。
[RPG]ハイドライド/(4)アイテム取得その1_12勇者の剣取得ダンジョン

洞穴内のマップ
[RPG]ハイドライド/(4)アイテム取得その1_13勇者の剣

右下に見える宝箱に「勇者の剣」が入っています。
単純に洞穴内を奥まで行って宝箱を開けるだけです。
[RPG]ハイドライド/(4)アイテム取得その1_14勇者の剣取得

開けるだけなのですが、洞穴内には「WISP」(ウィスプ)という火の玉のモンスターが
徘徊しています。「WISP」は壁を無視して迫って来ます。又、攻撃力が高いので、
LIFEが高く無いと宝箱まで行って戻るのは厳しくなります。
[RPG]ハイドライド/(4)アイテム取得その1_15勇者の剣取得
 
「勇者の剣」を取得。下の画像は取得直後ですが、STRが+10されます。(メーターも変化します)
[RPG]ハイドライド/(4)アイテム取得その1_16勇者の剣取得
 
  妖精1人目 

[RPG]ハイドライド/(4)アイテム取得その1_17ミニマップ妖精1人目

バラリスの元に辿り着くためには、3人の妖精を助ける必要があります。まずは1人目。
スタート地点から下のマップ。木々が並んでいます。
[RPG]ハイドライド/(4)アイテム取得その1_18妖精1人目

この木々のどれかを下から突いてみます。すると、木の中から「WASP」(ワスプ)という
モンスターが現れ、JIMに襲いかかってきます。
[RPG]ハイドライド/(4)アイテム取得その1_19妖精1人目

この木のどれかを突くと、木の中に隠れている妖精を助け出すことが出来ます。
隠れている木はランダムの模様です。
[RPG]ハイドライド/(4)アイテム取得その1_20妖精1人目



[RPG]ハイドライド / (3) レベリング

この記事はPC-6001mkIIテープ版「ハイドライド」について触れています。

RPGでよく用いられる自キャラの成長の指標として「レベル」が有ります。
ハイドライドにはこの「レベル」は存在しませんが、LIFEの値でそれを代用することが出来ます。
例えば、新規にゲームをスタートさせた場合の LIFE 10 は「レベル 1」、
経験を積んで LIFE 50 に成長した場合は「レベル 5」と考える事が出来ます。

新規にスタートした場合は LIFE 10 ですが、ここでは LIFE 70 までの成長方法について述べます。
ハイドライドは割と自由に色々な所に行けるため、解き方の順番に正解が有る訳ではありません。
ここで述べているのはあくまでも管理人のやり方です。

 地上全体マップ 

[RPG]ハイドライド/(3)レベリング_01地上全体マップ

地上マップは 5×5 = 25エリアで構成されています。
マップの上下左右の端は繋がっており、上端は下端と、左端は右端とそれぞれ繋がっています。
又、1つのエリアから次のエリアへ移る際、画面が瞬時に切り替わりますが、
それぞれのエリアの端8ドット分は隣接するエリアと重複しています。
上の境界線ではその中間の部分で切っています。

 スタート位置 

[RPG]ハイドライド/(3)レベリング_02ミニマップスタート位置

 新規にゲームを始めると、一番真中のエリアから始まります。
 [RPG]ハイドライド/(3)レベリング_03スタート位置

 LIFE 10 → 30 

[RPG]ハイドライド/(3)レベリング_04ミニマップLIFE10-30レベリング

SLIME(スライム)及びKOBOLD(コボルド)をひたすら倒していきます。
100匹倒すと、EXPが100%になり、LIFE 20になります。
LIFE 20になると、コボルドを倒してもEXPが獲得できなくなりますので、スライムを倒していきます。
また、100匹倒すと LIFE 30 に成長します。

戦闘のエリアとしては個人的には上のミニマップで示している、一番上端の真ん中の所で
いつも経験を稼いでいますが、ここにこだわる事も無いと思います。
ただ、LIFE 20 になるとコボルドを倒す意味がなくなるので、スライムが一杯湧くエリアを
選択することになります。

[RPG]ハイドライド/(3)レベリング_05LIFE10→30レベリング

LIFE 10→20の時は、
 ・コボルド 体当りして2回攻撃すると倒せます。
 ・スライム 同様に3回攻撃すると倒せます。
スライムを倒す場合は、スライムの進行方向から攻撃する(つまり、スライムと対面する)と、攻撃を1回以上受けるので、背面や側面に回りこんで攻撃することを心がけます。

LIFE 20→30の時は、スライムを2回の攻撃でノーダメージで倒せるようになります。
また、ダメージを受けたら草原の所で動かないでいると自然に回復します。回りの敵の動きに注意しましょう。

 LIFE 30 → 50 

[RPG]ハイドライド/(3)レベリング_06ミニマップLIFE30-50レベリング

地上マップの左側に大きなダンジョンが見えます。そこの入口まで移動します。
[RPG]ハイドライド/(3)レベリング_07LIFE30→50レベリングその1

このダンジョンの中にいるROPER(ローパー)をひたすら倒していきます。
LIFE 30の時は体当たりで3回攻撃、LIFE 40の時は2回攻撃で倒すことが出来ます。
ただ、ローパーは攻撃力が高いので、油断するとすぐ自分が死んでしまいます。

ここで、半キャラ分ずらすという技を使います。
[RPG]ハイドライド/(3)レベリング_08LIFE30→50レベリングその2
 上の画像のように、入口から半キャラ分だけJIMをずらしてローパーを攻撃します。すると、相手が2回以内で倒せる場合は、相手の攻撃力如何に関わらず、自分はノーダメージで倒すことが出来ます。

LIFE 30→40の時は、3回攻撃しないとならないので、必ずダメージを受けてしまいます。ダメージを受けたら、すぐ左側の草原に行ってLIFEを回復させます。

また、この位置にいると上下から来るローパーに対しては対処できますが、右側から来るローパーに対しては側面からまともに攻撃を受けることになってしまうので、右側から来た場合は一旦草原の方に避難して、背後を突きます。
[RPG]ハイドライド/(3)レベリング_09LIFE30→50レベリングその3


 LIFE 50 → 70 

[RPG]ハイドライド/(3)レベリング_10ミニマップLIFE50-70レベリング

墓場に移動します。そして下の画像の位置で、ひたすらお墓から半キャラ分ずらして体当たりします。
墓場の中をうろちょろしている ZOMBIE(ゾンビ)が寄ってくるので、それを倒します。

[RPG]ハイドライド/(3)レベリング_11LIFE50→70レベリングその1

LIFE 50→60の時は、体当たりして3回攻撃、LIFE 60→70 の時は2回で倒すことが出来ます。
3回攻撃の時は、ローパーの時と同様にダメージを受けるので、すぐ上側の草原で回復します。
[RPG]ハイドライド/(3)レベリング_11LIFE50→70レベリングその2

こうして、LIFE 70まで上げることが出来ました。
[RPG]ハイドライド/(3)レベリング_11LIFE50→70レベリングその3

[RPG]ハイドライド / (2) システムの基本や操作方法

 この記事はゲーム「ハイドライド」について触れています。
 PC-6001mkII以降用テープ版を前提に述べておりますので、他機種版では差異がある事をご了承ください。

 この記事では、「ハイドライド」を遊ぶにあたってのゲームシステムの基本的な説明や操作方法などについて、述べていきます。

 ゲーム画面 

[RPG]ハイドライド/(2)基本システム_01画面説明

上の画像がゲーム画面です。終始、この画面で「ハイドライド」を遊ぶことになります。

各エリアの説明
 ゲームのメイン画面。マップが表示され、JIMやモンスターはこの画面を動き回ります。
 「ハイドライド」のロゴを表示させています。下の黄色い文字は「©T&E」です。
 各パラメータ(LIFE・STR・EXP)が表示されています。
 インフォメーション・ウィンドウ(と取り扱い説明書には表記されています)。
    モンスターについての説明や特殊キー操作をした時にここに表示されます。
 …ゲーム途中で妖精を助けると、ここに表示されます。
 …ゲーム途中で取得したアイテムがここに表示されます。
 …JIMの状態表示。ATTACK(攻撃) / DEFEND(防御) 各モードのどちらかが表示されます。


 主人公JIMの移動 

JIMはカーソルキーを使って、上下左右に移動します。又、ジョイスティックを接続していると、ジョイスティックでも動かすことが出来ます。JIMの進行方向に従って、キャラ表示がその方向を示すように描かれています。
[RPG]ハイドライド/(2)基本システム_07移動方向

 JIMはゲームの舞台であるフェアリーランドを動き回る事になりますが、マップはスクロールせずに、表示エリアの端に動くと、画面が切り替わって次のエリアに移動します。これはダンジョン内でも同じです。
 [RPG]ハイドライド/(2)基本システム_03エリア移動

JIMは(モンスターもそうですが)、森や水路の中に入るなどすると、重ね合わせの処理がされて、上半身だけが表示されます。
[RPG]ハイドライド/(2)基本システム_04重ね合わせ

更に移動する場合、1度キーを押すごとにJIMは「半キャラ分」だけ移動します。木・お墓・ダンジョンの壁などは通ることが出来ずにぶつかります。
[RPG]ハイドライド/(2)基本システム_05半キャラ


 各種パラメータ 

この記事の一番最初の画像で触れている③の部分は、主人公JIMの各種パラメータを示しています。
上から順に、
 LIFE → JIMの生命力を表します。ゲーム開始時はLIFE = 10 です。バーの色は通常は緑ですが、モンスターから攻撃を受ける等して、ダメージを受けると、その部分が 赤く表示されます。バーが全て赤くなると、LIFE=0を意味し、JIMが死んだことになります。
 STR → STRENGTH。JIMの攻撃力を示し、ゲーム開始時は STR = 10 です。バーの色は水色で、この値が大きくなるほど、モンスターに対する攻撃力も大きくなります。
 EXP → EXPERIENCE。JIMの経験値を表します。バーの色は黄色。敵を倒すと増えていき、EXP = 100になると、LIFEとSTRが10増えて、EXP = 0 に戻ります。 

 攻撃方法 

モンスターに攻撃するには、主人公のJIMを操作して倒したいモンスターに「体当たり」します。 各種パラメータからJIMの与ダメ・被ダメを計算し、パラメータに反映します。STRENGTHによって与ダメは変わりますが、別に「攻撃モード」という概念があり、それには「ATTACK」(攻撃)と「DEFEND」(防御)の2種類が有ります。
[RPG]ハイドライド/(2)基本システム_06ATTACKモード[RPG]ハイドライド/(2)基本システム_07DEFENDモード
「ATTACK」になると攻撃力が大きくなりますが、「DEFEND」にすると防御力の方が大きくなります。2つのモードは場合によって使い分けする必要が出てきます。
 
モンスターに攻撃を与えている図。フラッシュ点滅します。
[RPG]ハイドライド/(2)基本システム_08攻撃

 その他の操作 

途中までの経過をデータレコーダを使用して、カセットテープにセーブする事が出来ます。また、途中から始めたい場合はデータをロードすることも出来ます。
その場合、④のインフォメーション・ウィンドウに以下の様に表示されるので、データレコーダにテープをセットして、RETURNキーを押します。ちなみに、ディスク版ではディスクにセーブするので画面の表記が異なります。
[RPG]ハイドライド/(2)基本システム_09テープセーブ[RPG]ハイドライド/(2)基本システム_10テープロード

また、F5キーを押すと、一時停止します。これもインフォメーション・ウィンドウに以下の様に表示されます。
[RPG]ハイドライド/(2)基本システム_11一時停止

ちなみに、マニュアルにはSTOPキーを押すと暴走しますと書いてあり、押すと本当に暴走してゲームができなくなってしまうので、注意が必要です。

[RPG] ハイドライド / (1) ゲーム紹介

[RPG]ハイドライド/(1)ゲーム紹介_01ジャケット表面[RPG]ハイドライド/(1)ゲーム紹介_02タイトル画面

 T&E SOFTが初めてリリースしたロールプレイングゲーム(以下、RPGと略す)です。T&E SOFTは元々PC-6001向けに小粒なゲームをいろいろとリリースしていました。その後、ゴルフゲーム「3-D GOLF SIMULATION」のヒット、そしてアドベンチャーゲーム「スターアーサー伝説 惑星メフィウス」の大ヒットで一流ゲームメーカーへと躍進したメーカーです。それらに続いて「ハイドライド」は世に送り出されました。そして、T&E SOFTの地位を揺るぎない物にした怪物ソフトです。

開発: T&E SOFT
販売: T&E SOFT
発売年: 1985年3月8日(と思われる)
定価: mkII以降用テープ版 4,800円 /
   6601用3.5インチ1D版・6601SR用3.5インチ1DD版 各6,800円
メディア: カセットテープ 1本組 / ディスク 1枚組
付属品: 取り扱い説明書・メンテナンスカード

 「ハイドライド」は現在の視点から見ると、「アクションロールプレイングゲーム」というジャンルに属します。いや、このジャンルその物が現在存在するのか怪しい気もしますが、当時としては成立していたジャンルでした。まず「ハイドライド」が出る前のRPGを少しだけ振り返ってみることにします。

 コンピュータRPGの礎を築いたと言って過言ではない「Ultima」「Wizardry」シリーズが日本に紹介され、また日本国産のゲームとしては、B.P.Sの「The BLACK ONYX」(1984年1月発売)やクリスタルソフトの「夢幻の心臓」(同年1~4月の時期に発売)がヒットしていました。

 1984年7月にナムコがアーケードゲーム「ドルアーガの塔」を世に送り出します。敵モンスターと交差するだけで戦闘を行うというアクションゲームの要素を持ちながら、ある決められた行動を取るとアイテムが出現して強くなれるというのは画期的でした。また、そのアイテムの出現方法が一切ゲーム中では触れられない為、出現方法を自分の物にしようとするゲーマーが増える事になります。敵と戦って経験値を増やし、ある程度溜まったらレベルアップするというオーソドックスなRPGの要件はありませんが、RPG的なゲームとして受け入れられたのです。

 コンピュータRPGの世界でも、日本ファルコムが1984年9月に「Dragon Slayer」を「ニュータイプ・リアルタイム・RPG」として売りだしています。日本ファルコムは以前に「ぱのらま島」というRPGを出していましたが、もっと快適にプレイできるようにと、マシン語を使用してプログラムの高速化を図りました。「Dragon Slayer」のプログラマは木屋善夫氏です。HitPoint・Strengthなどのパラメータを持ち、経験値が貯まるとこれらのパラメータが上がる成長要素を備えていました。

 同年11月にコスモス・コンピュータが「カレイジアス・ペルセウス」をリリースします。「Dragon Slayer」もそうですが、リアルタイムに動いている敵に体当りして攻撃するアクションRPGです。ギリシャ神話をモチーフとしており、戦える敵を探して倒していく(逆に強い敵はどれだけ攻撃しても倒すことが出来ない)ゲームでした。しかし、結果的にはマイナーなゲームとして終わってしまいます。

 そして、12月にT&E SOFTから「ハイドライド」がリリースされました。T&E SOFTはこれを「Active Role Playing Game」として売り出しています。察するに、「アクティブ」とすることで「アクション」との差別化を図ったのでは無いか、と想像していますが判りません。トップビューの画面に美麗なグラフィックが描かれ、(当時としては)高度な重ね合わせ処理を実現し、画面が瞬時に表示される等と宣伝されました。結果的に爆発的ヒットとなり、多数の機種向けにリリースされ、1986年3月にはファミリーコンピュータ用に「ハイドライド・スペシャル」としてリリースされるまでになります。

ゲーム画面や特徴がいろいろと記載されているパッケージ裏面。
[RPG]ハイドライド/(1)ゲーム紹介_03ジャケット裏面

 1984年12月13日にPC-8801版がリリース、その後翌年1月にX1版がリリースされ、3番目にP6版がリリースされたようです。開発はPC-8801版と同じ内藤時浩氏。PC-8801版と比べると、機種の制約上グラフィックは劣りますが、逆にジョイスティック対応・BGM同時進行というPC-8801版には無い要素も有ります。

ログイン1985年4月号より。
[RPG]ハイドライド/(1)ゲーム紹介_03ログイン1985年4月号広告

 P6版の説明書には内藤時浩氏による開発後記が有ります。キャラクターデザインなどに中島健二氏の多大な協力を仰いだこと、移植作業にもの凄く苦労したこと、88版と比較してアドベンチャー的な要素の部分が若干変更されているとあります。確かに、PC-8801版と比べると、謎解きの部分で変更されている所が有ります。また、P6版には88版には出てこないキャラクターが出てきたりもします。また、PC-6601用に3.5インチ1D版、PC-6601SR用に3.5インチ1DD版が同時リリースされています。テープ版との違いはタイトル画面の一枚絵が有ること。1D版と1DD版の内容の違いは無いそうです。

PC-6601SR版のパッケージ(写真提供:ゆみたろさん)
[RPG]ハイドライド/(1)ゲーム紹介_04PC-6601SR版パッケージ

PC-6601SR版の3.5インチ1DDディスク(写真提供:ゆみたろさん)
[RPG]ハイドライド/(1)ゲーム紹介_05PC-6601SR版ディスク

 具体的なゲーム内容は (2)以降の記事で書いていくとして、去年『[雑記]PC-6001mkII と 私』に書いたように、当時読んでいたマイコンBASICマガジンのT&ESOFTの広告に「PC-6001mkII移植決定!」という文字を見て買うことを決意。お年玉を取っておいて、発売後P6版を速攻で買ってきました。何回クリアしたかわかりません。それだけ思い入れのあるソフトです。
 
 ちなみに、この記事を公開日の翌日(2014年12月13日)は、「ハイドライド」が初めて世に出た日(PC-8801版発売日)から30周年の記念日です。30周年おめでとうございます。

P6版でローダーをロード後にLISTを表示させてみると、クレジットが表示される。
[RPG]ハイドライド/(1)ゲーム紹介_07ロード後LIST表示

本体プログラムをロード中。
[RPG]ハイドライド/(1)ゲーム紹介_08プログラムロード中

デモ画面。このグラフィックを初めて生で見た時は本当に衝撃でした。
[RPG]ハイドライド/(1)ゲーム紹介_09デモ画面

(取り扱い説明書より)

★HYDLIDEの伝説

 この伝説は、今私達が住んでいる世界とはまったく別の空間での物語です。ここは、妖精の住む王国、フェアリーランド。ここは王様の住んでいる宮殿を中心に広がっている、緑の美しい平和な王国でした。この宮殿には三種類の不思議な宝石が祭られており、その宝石によって王国の平和は保たれていたのです。人間と妖精達はこの世界でお互いに共存し助け合いながら、仲よく暮らしていました。ところがある日、悪心を起こした人間によって宝石の一つが盗まれてしまったのです。数が足りなくなってしまった宝石は、その輝きが鈍くなってしまい、遂に宝石によって封印されていた、神話伝説最強といわれる悪魔バラリスが目覚めてしまったのです。バラリスの魔力によって残りの宝石もいずこかへと飛ばされてしまい平和であったフェアリーランドも崩壊してしまいました。国王のプリンセス、アンもバラリスの魔力によって妖精にされて、いなくなってしまいました。王国を崩壊させたバラリスは、国のあちこちに怪物を放ち,人々の心を恐怖と絶望が支配したのです。この悪魔の悪業に耐えかねた一人の勇敢な若者が、王国の復興を願ってたちあがりました。彼の名はジム。ジムは人々の希望を一身に背負って、たった一人で怪物に挑戦していったのです………。


2015年12月7日 21:36
"T&ESOFT"と記述しておりましたが、"T&E SOFT"とスペースを設けるのが正しいと言う事がわかりましたので、その様に修正しました。
昔を振り返る
その昔、PC-6001やPC-6601という名のパソコンが有りました。そのパソコン向けのゲームソフト等を紹介しています。
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